おうちで気軽に、思い立ったときに作れるハーブチンキ。そして一度仕込めば悪くならないし、ハーブチンキをベースに色んなコスメやケア用品にアレンジできちゃう優れたアイテムなのです。これまで自宅のハーブをただお茶にして飲んでは、余していたのでもっと早くハーブチンキに出会いたかったー!ちなみに正式名称はハーブティンクチャーらしいよ。
ハーブチンキってなに?
ハーブチンキとは、ハーブといわれる植物の花や葉っぱ、種などをアルコールに漬けた液体のことです。チンキに使うハーブには乾燥したドライハーブが主流ですが、生のハーブでも作れます。ただしその場合はチンキに水分が混ざることで、長期保存に向かないことや成分が薄くなるので、なるべく乾燥させたハーブを使いましょう。
アルコールは35度以上の高濃度なものであればホワイトリカーやウォッカなどなんでもOK。ハーブをアルコールに浸すことで、脂溶性の成分まで取り出せるのがチンキの特徴です。
手作りコスメって聞くとハードルが高いように感じるけど、入れて待つだけなら私でもできそう!
ハーブチンキの作り方
材料は3つ
・ドライハーブ
・35度以上のアルコール(ホワイトリカーやウォッカなど)
・保存瓶(ガラスなどのアルコール対応容器)
手順はたったの4ステップ
1、保存瓶とフタを洗浄して、乾かしておきます。
2、ドライハーブを保存瓶に入れます。
3、ハーブが浸るくらいに、アルコールを注ぎます。浮いてくる場合は、スプーンなどで軽く押して沈ませます。
4、フタをして冷暗所にて1ヶ月以上が経過したら、ハーブチンキの完成です。
材料にこだわりたい人は、ハーブ栽培もおすすめよ♪プランターほどのちょっとしたスペースでいいし、虫がつきにくく繁殖力も強いから簡単にできちゃうわ!
材料にこだわりたい人は、ハーブを栽培もおすすめです♪プランターやちょっとしたスペースでできて虫がつきにくく、繁殖力が強いので簡単に育てられます。
万能なハーブチンキ8つの使い方
ハーブチンキの凄いところは、使い方の応用がきくことです。ぜひオリジナルの活用法を見つけてみてください。ただしお子様や妊娠中の方、アルコールに敏感なお肌の方は使えるシーンが限られますのでご注意を。
ハーブチンキを飲む
お酒が好きな方はハーブチンキでカクテルをつくって美容に役立てたり、お湯や水で割って飲むことで薬効が得られます。少量でも効果はあるので、お酒が苦手でも香る程度で十分です。調子が悪いときにはハーブチンキを舌に直接数滴とって、メディカルハーブとして使うこともできます。
オススメのハーブ:カモミール(ストレス時)、ラベンダー(寝る前)、ローズマリー(美容)
ハーブチンキを塗る
虫刺されや怪我をした箇所に、直接塗って使います。周辺にお目当のハーブが生えていれば、生葉の絞り汁でも効果がありますがその手間と時間を考えると緊急時にサッと取り出して使えるハーブチンキが便利です。
オススメのハーブ:ドクダミ(虫刺され)、ラベンダー(切り傷)
ハーブチンキをお風呂に入れる
ハーブといえばアロマを思うほど、ハーブの香り豊かなイメージは定着しているのではないでしょうか。温かいお湯にサッと一振りするだけでハーブバスタイムの完成です。
オススメのハーブ:ローズゼラニウム(生理時)、ミント(暑い夏)
ハーブチンキを薄めて除菌スプレー
スプレーボトルに入れて持ち歩くと外出先で何かと便利です。サッとテーブルや食器を拭いたり、おにぎりなど手づかみで食べる前に手にスプレーして使えます。ウェットティッシュのようにゴミも出ないし、手が洗えないときなどの予備としてでも。
オススメのハーブ:タイム(殺菌・抗ウイルス)
ハーブチンキを薄めてルームスプレー
お部屋のニオイが気になるときや、急な来客、いつものお掃除をちょっと楽しくしたいときにハーブチンキをルームスプレーとして使ってみましょう。また、もしお化粧水などの肌に触れるもので悪くなってしまったハーブチンキがあれば捨てずにこのようにも使えます。
ハーブチンキを薄めてデオドラント
夏の暑い季節には、汗がきになる個所にシュッとスプレーしてハンカチで拭き取ればスッキリ爽快。ブーツのムレや、焼肉や居酒屋などの匂いがつく場所に行った後にも、髪の毛や上着にふりかけて匂いを軽減する使い方もありです。
ハーブチンキを薄めてマウスウォッシュ
コップにハーブチンキを垂らしてうがいをすれば、口臭や虫歯の予防になります。使い切る場合には、水道水やミネラルウォーターを使っても大丈夫です。
オススメのハーブ:スペアミント(口内炎)、アップルミント(口唇ヘルペス)
ハーブチンキの化粧水
チンキがあれば、お化粧水も簡単に手作りできます。1週間ごとに変わる女性のリズムに合わせて少量を仕込んで、体調や気分に合わせてその都度ブレンドを変えるもよし。お気に入りを一度にたくさん作って冷蔵庫で保管しておくのもよし。
作り方
アトマイザーなどの容器に、精製水、ハーブチンキ(10%)、グリセリン(2%)を入れて混ぜるだけ。ハーブは1つだけでもいいし、ブレンドもできます。冬場や乾燥肌の人はグリセリンをちょっとだけ多めにする保湿力がUPしてもっちり感がでます。下記の表は作りやすくした配合になっています。ご参考までに。
容量 | 100ml | 50ml | 30ml |
精製水 | 80ml | 40ml | 25ml |
チンキ | 8g | 4g | 2.5g |
グリセリン | 3.0g | 2.0g | 1.0g |
こんな人におすすめ
- オーガニックや無添加コスメに興味がある
- ハーブを育てているけど、お料理以外の活用法を探している
- コスメを買わずに身近なもので手作りしたい
- 人工的な香りが苦手
- 気づいたらハーブの賞味期限が切れていた
おすすめな理由
ハーブを使うことで、外側の美容だけでなく内側からキレイになることができます。そして1つが多機能なのもまたハーブチンキの魅力です。その都度手作りすることで、自分の状態を見つめ直すきっかけにもなりますよ!その時の症状に合わせたハーブを選ぶのもいいし、今一番欲している香りから選んでみる作り方もありますね。
何が入っているのか、成分表示を見てもわからないコスメよりも自分の手で知っている身近な素材を使う方が安心と思える人にはピッタリの手作りコスメです!安心・安全な無添加のハーブチンキで手作りコスメをはじめてみては。
コメント